表に示す特性を有する2種類の水溶性薬物の結晶性粉体A、Bがある。
以下の記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
ただし、粉体A、Bはいずれも結晶粒子内に空隙はなく、粒子密度と真密度は等しいものとする。
また、粉体AとBの相互作用はないものとする。
(表)
|真密度(g/cm^3)|平均粒子径(μm)(比表面積径)|疎充てん時の充てん率|臨界相対湿度(%)
A|1.6|100|0.8|80
B|1.2|50|0.5|60
正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4。
疎充てん時のかさ密度は真密度×充てん率で求まり、粉体Aは1.6×0.8=1.28 g/cm^3、粉体Bは1.2×0.5=0.6 g/cm^3となり、Aのかさ密度はBの1.28/0.6≈2.13倍で2倍以上である。
臨界相対湿度はA=80%、B=60%であり、70%の相対湿度下ではBはすでに自身の臨界相対湿度を超えているため急激に吸湿するのに対し、Aは臨界相対湿度未満でまだ著しい吸湿は起こらない。
かさ比容積はかさ密度の逆数であるためAはBより小さく、2倍以上とはならない。
同一粒子形状なら比表面積は密度×粒子径に反比例するためAの方がBより比表面積は小さくなる。
粉体混合物の臨界相対湿度はElderの経験則によりCRHAB=CRHA×CRHB/100=80×60/100=48%となり、混合比によらず一定であるため65%という値は誤りである。