問322-323 62歳男性。
妻と死別し独居である。
認知症があり、介護保険制度による要支援2のサービスを受けている。
前回の処方からドネペジル塩酸塩が5 mgから10 mgに増量になった。
薬剤師が医師の指示により患者宅を訪問したところ、患者から最近尿が出にくく、吐き気があると訴えがあった。
また、3日前から風邪気味のため、市販薬であるA顆粒を服用していることがわかった。
[成分・分量・用法]
A顆粒3包中
サリチルアミド|648 mg
アセトアミノフェン|360 mg
プロメタジンメチレンジサリチル酸塩|32.4 mg
無水カフェイン|144 mg
成人(15歳以上) 1回1包 1日3回
介護保険制度に照らしたこの患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
介護保険の第2号被保険者は市町村の区域内に住所を有する40歳以上65歳未満の医療保険加入者であり(介護保険法第9条第2号)、62歳のこの患者はこれに該当する。
第2号被保険者が保険給付を受けられるのは、初老期における認知症などの特定疾病が原因で要支援・要介護状態となった場合に限られる。
第2号被保険者の介護保険料は医療保険料に上乗せする形で医療保険者が医療保険料と一括徴収する。
要支援認定者が薬局から受けるのは介護予防居宅療養管理指導費であり、居宅療養管理指導料(要介護者向け)や医療保険の在宅患者訪問薬剤管理指導料とは算定区分が異なり、要支援者が受けられるのは介護給付ではなく予防給付である。