5歳女児。
熱や咳の症状があり母親に連れられて受診し、下記内容の処方箋を持って来局した。
母親との会話において、子どもは以前にも散剤や顆粒剤を服用したことがあり、問題なく飲めたとのことであった。
また、母親が右手に包帯をしており、物を取扱いにくいため、一包にまとめて欲しいと医師に申し入れ済みとのことであった。
(処方)
アスベリン®散10% 1回0.1 g(1日0.3 g)
幼児用PL配合顆粒 1回2 g(1日6 g)
以上、混合
1日3回 朝昼夕食後 5日分
前問での検討結果を踏まえて、この患者に対する最も適切な調剤方法はどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2。
前問のとおり粒子径差の大きい散剤と顆粒剤は振動によって偏析しやすく、単純に乳鉢で混和しただけでは分包時に含量が不均一になるおそれがある。
そこで少量のアスベリン®散は乳糖で賦形して分割に必要なかさを確保したうえで、幼児用PL配合顆粒とは混合せずに2段分割(2度撒き)で両剤をそれぞれ分包機に撒くことで、偏析による含量ばらつきを防ぎ均等な用量を確保できる。
粉砕やふるい分けのみでは偏析対策として不十分である。