第105回 薬剤師国家試験 問231
問230-231 ジアゼパム錠を常用している32歳女性患者から主治医に、妊娠と薬の服用について相談があった。 相談を受けた医師がジアゼパム錠の添付文書を確認したところ、次の記載があった。 【妊婦、産婦、授乳婦等への投与】 (1) 妊婦(3ヶ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。 妊娠中に本剤の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。 医師は、この記載の下線部の根拠についてさらに詳細な情報を得るため、医薬品情報室の薬剤師に相談した。 薬剤師は、妊娠中のベンゾジアゼピン系薬剤の服用と胎児の奇形発生の関係に関する論文を検索した。 問231(実務) 薬剤師が医師に情報提供を行うため、さらに論文を検索した結果、下図を含む別の論文を見出した。 この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。 [図: 妊娠中のベンゾジアゼピン系薬剤の使用と奇形発生の関連を示すフォレストプロット(森林図)。横軸は奇形発生のオッズ比(対数目盛、0.01〜100)。上段にコホート研究A〜G各研究の点推定値と95%信頼区間、及びA〜Gの統合結果(ひし形)が示され、いずれもオッズ比はおおむね1前後で信頼区間が1をまたぐものが多い。下段に症例対照研究H〜K各研究の点推定値と95%信頼区間、及びH〜Kの統合結果(ひし形)が示され、H〜Kはオッズ比が1より高い傾向にあり、統合結果は1をまたがず有意に高い。(コホート研究A〜Gは、症例対照研究H〜Kと比較するためにオッズ比を使用)(出典:BMJ. 317:839-843, 1998)]

正解を2つ選んでください。
正答4・5