表は、我が国における男女別の死亡統計(人口千対)の推移を示したものである。
この表及び我が国の死亡統計に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
年/男 粗死亡率/男 年齢調整死亡率/女 粗死亡率/女 年齢調整死亡率:
昭和25(1950)|11.4|18.6|10.3|14.6
35(1960)|8.2|14.8|6.9|10.4
45(1970)|7.7|12.3|6.2|8.2
55(1980)|6.8|9.2|5.6|5.8
平成2(1990)|7.4|7.5|6.0|4.2
12(2000)|8.6|6.3|6.8|3.2
22(2010)|10.3|5.4|8.7|2.7
27(2015)|10.9|4.9|9.7|2.5
28(2016)|11.1|4.8|9.9|2.5
正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5。
1990年から2016年にかけて粗死亡率が上昇しているにもかかわらず年齢調整死亡率は低下しており、これはこの間の急速な人口高齢化により高齢者人口の割合が増えたことを反映したもので、健康水準自体はむしろ改善している。
2016年の年齢調整死亡率の性差(男4.8-女2.5=2.3)は粗死亡率の性差(男11.1-女9.9=1.2)より大きく、これは男女間で年齢別人口構成(高齢化の程度)が異なるために粗死亡率の性差が年齢構成によって縮小して見えることを反映している。
1950〜1980年の粗死亡率低下は公衆衛生・医療水準の向上によるもので出生率上昇によるものではなく、1990年以降の粗死亡率上昇は健康水準低下ではなく高齢化によるものである。
年齢調整死亡率は基準人口(モデル人口)の年齢構成に対象集団の年齢別死亡率を適用して算出するものであり、選択肢の説明はこの手順が逆になっている。