問210-211 35歳女性。
数日前から咳き込むようになった。
市販の咳止め薬を服用していたが、治まらないので病院を受診したところ、呼吸器科で気管支喘息と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
薬剤師が面談したところ、過去に内服ステロイド薬により満月様顔貌(ムーンフェイス)などの副作用を経験したことが分かった。
今回処方された吸入ステロイド薬についても副作用を心配している。
なお、この女性は今回初めて吸入薬を使用する。
(処方)
パルミコート200μgタービュヘイラー56吸入(注) 1本
1回1吸入 1日2回 朝夕 吸入
(注:ブデソニド1回吸入量200μgのドライパウダー吸入式ステロイド薬)
問210(実務)
この患者に対する服薬指導として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
吸入ステロイド薬は局所作用が中心で全身への移行量が内服ステロイドに比べて格段に少なく、満月様顔貌などの全身性副作用が生じにくい。
喘息のセルフモニタリングとしてピークフローメーターによる呼気流量の測定値と自覚症状を喘息日記に記録することは、発作の予兆把握や治療効果判定に有用であり標準的な指導内容である。
吸入後のうがいは口腔・咽頭カンジダ症予防に必要であり効果は減弱せず、ステロイドは症状消失後も長期管理薬として継続が原則で、指示用量を超えた自己判断での追加吸入は避けるべきである。