食品添加物A〜Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
A:両末端がヒドロキシメチル基、内部の炭素4個すべてに水酸基が結合した炭素数6の鎖状糖アルコール(立体配置が示されている)
B:水酸基とメトキシ基をもつベンゼン環から炭素3個の鎖が伸び、その先の窒素に、側鎖にカルボキシ基をもつアミノ酸残基とベンジル基をもつアミノ酸残基からなり、C末端がメチルエステルとなったジペプチドが結合した構造(1水和物)
C:フッ素2個が同一炭素に置換した1,3-ベンゾジオキソール環に、ニトリル基(CN)をもつピロール環が結合した構造
D:ベンゼン環部に3個のメチル基と1個の水酸基をもつクロマン(ベンゾジヒドロピラン)骨格の2位に、メチル基と、メチル分岐3個をもつ飽和の長鎖アルキル側鎖が結合した構造
E:H3C-CH=CH-CH=CH-COOH(共役二重結合2個をもつ炭素数6の直鎖カルボン酸)
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
B(アドバンテーム様化合物)はアスパルテームと同じくAsp-Phe骨格のペプチド結合をもつジペプチド系甘味料である(2正しい)。
E(ソルビン酸)は分子内カルボキシ基の解離が抑えられる酸性域で非解離形の存在比が高まり抗菌効果が強くなる保存料である(5正しい)。
A(D-マンニトール)は輸液成分(浸透圧利尿薬)としても利用されるが、食品添加物としては甘味料・増量剤であり酸化防止剤ではないため1は誤り。
C(フルジオキソニル様化合物)はかんきつ類の輸入品等に用いられる防かび剤であり、保存料とは異なる添加物区分であるため3は誤り。
D(トコフェロール、ビタミンE)はラジカル捕捉型(連鎖切断型)の酸化防止剤であり、金属イオンをキレートして酸化を防ぐ金属封鎖型(クエン酸等)とは作用機序が異なるため4は誤り。