A〜Eの構造をもつビタミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
A:ピリジン環に水酸基・メチル基・ホルミル基(CHO)・ヒドロキシメチル基(CH2OH)が置換した構造
B:2-アミノ-4-オキソプテリジン環がメチレン基を介してp-アミノ安息香酸の窒素に結合し、そのカルボニルがカルボキシ基を2個もつアミノ酸残基とアミド結合した構造
C:5員環ラクトン(フラノン)上に隣り合う2個のエンジオール性水酸基をもち、環外に-CH(OH)-CH2OH側鎖をもつ構造
D:メチル基3個をもつシクロヘキセン環に、メチル分岐2個をもつ共役ポリエン鎖が結合し、末端が第一級アルコール(CH2OH)となった構造
E:ナフトキノン環の2位にメチル基、3位にイソプレン単位が4つ連なったポリプレニル側鎖が結合した構造
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
B(葉酸)はメチル基を受け取り5-メチルテトラヒドロ葉酸となり、ビタミンB12依存性のメチオニン合成酵素を介してホモシステインへメチル基を渡しメチオニンを生合成する(2正しい)。
C(ビタミンC)はプロリン水酸化酵素・リシン水酸化酵素の補酵素として働き、コラーゲンの三重らせん構造形成に必要な水酸化アミノ酸残基の生成に関与する(3正しい)。
A(ピリドキサール、ビタミンB6)はアミノ基転移・脱炭酸反応の補酵素であり、ピルビン酸脱水素酵素やα-ケトグルタル酸脱水素酵素の補酵素はチアミン(ビタミンB1)であるため1は誤り。
D(レチノール、ビタミンA)は視覚や上皮分化に関与し、プロトロンビンのγ-グルタミル化に関与するのはビタミンK(E)であるため4は誤り。
E(メナキノン、ビタミンK2)は血液凝固因子の翻訳後修飾に関与し、ロドプシンの成分として視覚に関与するのはビタミンA由来のレチナール(D)であるため5は誤り。