55歳男性。
10年前に2型糖尿病と診断され、生活習慣の改善とナテグリニドの服用を開始した。
5年前にHbA1c値が8.4%まで上昇したため、メトホルミン塩酸塩が追加され、その後増量されて以下の処方となった。
(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠500 mg 1回1錠(1日3錠)
ナテグリニド錠90 mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食直前 30日
処方1に対して、特に注意すべき副作用の初期症状はどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5。
10年来の2型糖尿病でナテグリニドにメトホルミンを追加・増量している55歳男性への注意すべき副作用初期症状を問う設問。
メトホルミンは腎機能低下や過量投与時にまれに乳酸アシドーシスを起こし、全身倦怠感や過呼吸が初期症状となるため注意が必要である。
ナテグリニドは食直前投与により速やかにインスリン分泌を促す薬剤であり、めまいやふらつきといった低血糖症状の出現にも注意する必要がある。
尿路感染症やメラニン沈着、心機能低下による浮腫はこの2剤の代表的な副作用ではない。