83歳男性。
高齢者介護施設に入所しているが、肺炎のため入院となった。
入院時、仙骨部に褥瘡が認められたことから、褥瘡ケアチームが対応した。
感染の可能性がある黄色の浸出液が多かったため、精製白糖・ポビドンヨード配合軟膏を滅菌ガーゼに塗布し、創部への貼付処置をした。
1週間後、褥瘡の診断を行ったところ、黄色の浸出液はなくなり、一部が黒色化した壊死組織と褥瘡部分の両方に乾燥傾向が認められた。
褥瘡ケアチームによる壊死組織に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
83歳男性、褥瘡ケア症例。
感染による黄色浸出液は消失し、壊死組織と創面がともに乾燥傾向という段階である。
正解は4。
スルファジアジン銀クリームは水分を含む基剤で創面を適度に湿潤環境に保ちながら乾燥した黒色壊死組織を軟化させ、自己融解的デブリードマンを促すため最も適切。
白糖・ポビドンヨード軟膏の継続はさらに乾燥を進め逆効果、状態を無視した早急な除去や乾燥を待つ対応は組織損傷や治療遅延を招き、無処置で瘡蓋として放置するのも壊死組織由来の感染リスクを見逃す。