正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
フェニトインは主にCYP2C9により代謝されるが、CYP2C9のPoor metabolizer(PM)では代謝が遅延して血中濃度が上昇しやすく、眼振・運動失調などの中枢神経系の濃度依存性の中毒症状が発現するリスクが高まる。
N-アセチル転移酵素2(NAT2)のslow acetylator(SA)ではイソニアジドのアセチル化による不活化が遅く、薬物の体内蓄積により末梢神経障害や肝障害などの副作用リスクが高まる。
CYP2C19のPMではオメプラゾールの代謝が遅延し血中濃度・胃酸抑制効果がむしろ高まるため、ピロリ菌除菌療法の効果はPMでは減弱ではなくむしろ増強される傾向がある。
コデインはCYP2D6により活性代謝物モルヒネへ変換されて鎮痛効果を発揮するため、代謝が正常なExtensive metabolizer(EM)では鎮痛効果はむしろ十分に得られ、効果が減弱するのはPMの場合である。
CYP2C19のPM頻度は日本人を含む東アジア人で欧米人より高い(日本人で約15~20%、欧米人で数%程度)とされ、記述にある頻度の大小関係は逆である。