問296-297 45歳女性。
10年前より双極性障害で加療中。
処方1の維持療法で病状は安定していたが、ここ1ヶ月で症状が悪化したため、本日新たに処方2が追加された。
(処方1)
炭酸リチウム錠200 mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 7日分
(処方2)
ラモトリギン錠25 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 夕食後 7日分
処方箋を受け取った薬局の薬剤師は、安全に薬物療法を実施できるよう、患者に対し注意すべき事項を伝えた。
問297(病態・薬物治療)
この患者の薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
ラモトリギンは双極性障害のうつエピソードの再発予防に特に有効性が高いとされる薬剤である。
ラモトリギンが使用できない場合の代替薬としてオランザピンなどの気分安定効果を持つ抗精神病薬が推奨される。
ラモトリギン自体は定期的な血中濃度測定は必須ではないが、炭酸リチウムは治療域が狭く用量によらず定期的な血中濃度モニタリングが必要である。
リチウム中毒治療の基本は輸液・透析であり利尿薬は推奨されない。