問298-299 56歳男性。
一般用医薬品を購入するため薬局を訪れた。
現在使用している処方薬について薬剤師が確認したところ、持参したお薬手帳から、以下の点眼薬を使用していることが判明した。
ラタノプロスト点眼液0.005%(2.5 mL/本) 1本
1回1滴 1日1回 両目点眼
カルテオロール塩酸塩点眼液2%(持続性)(2.5 mL/本) 1本
1回1滴 1日1回 両目点眼
また、お薬手帳には、点眼薬による治療開始前に測定された眼圧が記載されていた。
(眼圧)右28 mmHg、左27 mmHg
問298(病態・薬物治療)
この患者の病態とその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4。
緑内障により眼圧コントロール不良のまま視神経が高度に障害されると、視野障害・視機能低下は不可逆的で薬物治療によっても回復しない。
ラタノプロストの代表的な副作用として虹彩や眼瞼周囲の色素沈着が知られている。
本症例は眼圧28/27mmHgと明らかな眼圧上昇を伴う開放隅角緑内障であり正常眼圧緑内障ではない。
ラタノプロストはぶどう膜強膜流出路からの房水流出を促進し、カルテオロールは房水産生を抑制する薬剤である。