85歳男性。
介護老人保健施設に入所中であったが、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の悪化と嚥下障害のため入院となった。
入院時に仙骨部の皮疹が指摘された。
このような患者の長期療養に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
低栄養は皮膚の脆弱化や創傷治癒遅延を招くため、褥瘡の重要なリスク因子である。
また、2か月以上にわたり経口摂取が困難と見込まれる場合、長期間の経鼻胃管留置による不快感、自己抜去、鼻咽頭や食道の粘膜障害などを避ける観点から、一般に胃瘻による経腸栄養が適している。
ただし、胃瘻を造設しても誤嚥を完全には防げない。
この患者には嚥下障害があるため、栄養剤の単純な経口投与は適切でない。
褥瘡の中心的な発症要因は持続する圧迫とずれであり、摩擦のみを主因とする選択肢1は適切でない。
換気障害が著しいCOPD患者では二酸化炭素産生を抑えるため糖質を減らし、相対的に脂質を増やすことがあるので、選択肢4は逆である。