正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
シクロスポリンは肝取り込みトランスポーターOATP1B1などを阻害し、プラバスタチンの肝細胞への移行を妨げて血中濃度を上昇させる(選択肢1正)。
エリスロマイシンはCYP3A4を阻害(代謝物による複合体形成を伴う不活性化を含む)し、同じくCYP3A4基質であるフェロジピンの代謝を抑制して血中濃度を上昇させる(選択肢5正)。
ノルフロキサシンとフルルビプロフェンの併用で問題となるのは、フルルビプロフェンがノルフロキサシンによるGABA_A受容体への結合阻害を増強して痙攣を誘発するという薬力学的相互作用であり、肝代謝阻害による薬理作用増強ではないため選択肢2は誤り。
アスコルビン酸は尿を酸性化するため、酸性薬物であるサリチル酸は尿細管で非イオン型が増えて再吸収がむしろ促進され、腎クリアランスは小さくなる(選択肢3誤)。
セントジョーンズワートはCYP3A4等を誘導してワルファリンの代謝を促進するため、消失半減期は短縮し抗凝固作用は減弱する(選択肢4誤)。