正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
腸管出血性大腸菌が産生するベロ毒素(志賀毒素様毒素)はリボソームの60Sサブユニットの28S rRNAに作用してタンパク質合成を阻害する(選択肢1正)。
グラム陰性菌の内毒素(エンドトキシン)は外膜構成成分であるリポ多糖(LPS)である(選択肢4正)。
コレラ毒素はGsタンパク質をADPリボシル化してアデニル酸シクラーゼを持続的に活性化しcAMP濃度を上昇させ、腸管からの水・電解質分泌を亢進させて水様性下痢を起こす毒素であり、神経筋接合部のアセチルコリン遊離抑制による麻痺という選択肢2の記述はボツリヌス毒素の作用機序である(選択肢2・3の内容が入れ替わっている)。
ボツリヌス毒素はSNAREタンパク質を切断してアセチルコリン小胞の開口放出を阻害する毒素であり、アデニル酸シクラーゼ活性化によるcAMP上昇という選択肢3の記述はコレラ毒素の作用機序である。