胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
アブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られている。
イパパベリン塩酸塩は、自律神経系を介した作用により、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られている。
ウアミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。
エ痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う、下痢や血便・血尿を伴う、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合には、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要である。
その際、医師の診療を受けるまでの当座の対処として一般用医薬品を使用することが望ましい。
正答3
解説
正解は3(ア正・イ誤・ウ正・エ誤)。
アは正しい:ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることが知られている。
イは誤り:パパベリン塩酸塩は消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める成分で、抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではない点が誤り。
なお眼圧を上昇させる作用は知られており、緑内障の診断を受けた人では症状の悪化を招くおそれがある。
ウは正しい:アミノ安息香酸エチルはメトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける。
エは誤り:これらの場合は基本的に医療機関の受診が必要で、当座の対処として一般用医薬品を使用すると痛みの発生部位が不明確となり原因の特定を困難にすることがあるため、原則として受診を勧める対応が望ましい。