正答1
解説
正解は1です。
個人が賃貸不動産を経営する場合の所得税(不動産所得)の扱いが問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 取得価額が10万円未満の少額の減価償却資産は、業務の用に供した年分の必要経費として全額を計上できます(所得税法施行令138条)。
耐用年数にわたって減価償却する必要はありません。
2:× 不動産所得の損失は、原則として給与所得など他の所得と損益通算できます。
損益通算できないのは、損失のうち土地を取得するための借入金利子に相当する部分です(租税特別措置法41条の4)。
建物を取得するための借入金利子は、損益通算の対象になります。
3:× 業務上の契約書や領収書に貼付した印紙税は、租税公課として必要経費に算入できます。
4:× 確定申告は、物件の所在地ごとではなく、納税地(通常は住所地)を所轄する税務署に1か所でまとめて行います。
【ポイント】
損益通算できないのは「土地取得のための借入金利子」の部分だけで、建物分は通算できるという区別が頻出です。
少額減価償却資産の基準は「10万円未満」で、全額をその年の必要経費にできます。