UAV写真点群測量においてデジタルカメラを鉛直下に向けた写真撮影を行うに当たり,標高が20mから40mまでの土地を撮影範囲全体にわたって同一コース内の隣接写真間の重複度が最小で80%となるように計画した。
撮影基準面の標高を20mとするとき,撮影基準面における同一コース内の隣接写真間の重複度は何%となるか。
最も近いものを次の中から選べ。
ただし,使用するデジタルカメラは,焦点距離21mm,画面の大きさ5,040画素×3,360画素,撮像面の素子寸法7μmとし,画面短辺は撮影基線と平行とする。
また,写真の撮影は撮影基準面に対し等高度で,撮影基線長は撮影範囲全体にわたって一定とし,撮影基準面での地上画素寸法は2cmとする。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。
正答3
解説
正解は3(87%)です。
撮影基準面(標高20m)での地上画素寸法0.02mから,カメラの対地高度H=0.02×0.021÷0.000007=60mと求まり,等高度撮影のため飛行高度(海抜)は約80mです。
最も標高の高い40m地点での対地高度は80-40=40mで,そこでの地上画素寸法は0.000007×40/0.021≈0.01333m。
画面短辺(3,360画素,撮影基線と平行)に対応するfootprintは,40m地点で3,360×0.01333≈44.8m。
重複度80%が最小(=最も標高の高い40m地点)で成立することから,撮影基線長B=44.8×(1-0.80)=8.96m。
撮影基準面(20m)でのfootprint=3,360×0.02=67.2mに対する重複度=1-8.96/67.2≈0.867,すなわち約87%となります。