正答4
解説
正解は4です。
奇経の病証を判断し、八脈交会穴で治療穴を選ぶ問題です。
『難経』二十九難では、帯脈の病は腹が脹り、腰が水中に座っているように力が入らないとされます。
陽維脈の病は寒熱に苦しむとされます。
問題文の「腹部の脹り」と「腰のすわりが悪い」は帯脈、「寒熱往来」は陽維脈の病証です。
八脈交会穴では、帯脈に足臨泣、陽維脈に外関が通じ、この2穴を組み合わせて用います。
下肢の治療穴は足臨泣です。
【選択肢別解説】
1:× 申脈は陽蹻脈に通じる八脈交会穴で、督脈に通じる後渓と組み合わせます。
帯脈・陽維脈の病証には用いません。
2:× 照海は陰蹻脈に通じる八脈交会穴で、任脈に通じる列欠と組み合わせます。
帯脈・陽維脈の病証には用いません。
3:× 公孫は衝脈に通じる八脈交会穴で、陰維脈に通じる内関と組み合わせます。
胸腹部の痛みや気の突き上げに用い、本症例には合いません。
4:○ 足臨泣は帯脈に通じる八脈交会穴で、陽維脈に通じる外関と組み合わせます。
下肢の治療穴として正解です。
【ポイント】
八脈交会穴は、上肢と下肢の穴を1組にして用います。
足臨泣と外関の組合せは、目の外眼角・頬・耳後・肩など少陽の部位の症状にも用います。