正答4
解説
正解は4です。
症例は「耳の痛み」「難聴」「同側の表情筋麻痺」「外耳孔の水疱」です。
顔面神経麻痺に耳の水疱と難聴が加わる点が、診断の決め手になります。
【選択肢別解説】
1:× 脳幹梗塞ではありません。
脳幹梗塞は突然発症し、脳神経麻痺と反対側の片麻痺などがみられます。
外耳孔の水疱は起こりません。
2:× ベル麻痺ではありません。
ベル麻痺は原因のはっきりしない末梢性顔面神経麻痺です。
耳の水疱や難聴は伴いません。
3:× 聴神経腫瘍ではありません。
聴神経腫瘍は片側の難聴や耳鳴りが数か月から数年かけてゆっくり進みます。
急な耳痛や水疱は起こりません。
4:○ ラムゼイ・ハント症候群です。
水痘・帯状疱疹ウイルスが顔面神経の膝神経節で再活性化して起こります。
耳介や外耳道の水疱、末梢性顔面神経麻痺、難聴やめまいが特徴です。
【ポイント】
ラムゼイ・ハント症候群はベル麻痺より回復しにくく、早期の抗ウイルス薬治療が重要です。
「顔面神経麻痺+耳の水疱+難聴・めまい」で覚えます。