正答3
解説
正解は3です。
顔面・側頭部の経穴と、その深部にある筋の組合せを問う問題です。
顎関節症では、咬筋・側頭筋・外側翼突筋・内側翼突筋といった咀嚼筋の過緊張が痛みの原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 禾髎(口禾髎)は大腸経の経穴で、鼻孔外縁の直下、人中溝の上から3分の1の高さにあります。
口輪筋の部位であり、咬筋の上ではありません。
2:× 瘈脈は三焦経の経穴で、乳様突起の中央、翳風と角孫を結ぶ耳の輪郭に沿った曲線上にあります。
耳の後ろの部位で、側頭筋の上ではありません。
3:○ 下関は胃経の経穴で、頬骨弓の下縁中点と下顎切痕の間の陥凹部にあります。
深部に外側翼突筋があり、顎関節に近いため、顎関節症の局所治療穴として最も適しています。
4:× 懸顱は胆経の経穴で、頭維と曲鬢を結ぶ曲線の中点にあります。
側頭部で側頭筋の上にあたり、下顎枝の内側にある内側翼突筋の部位ではありません。
【ポイント】
外側翼突筋は、口を開くときに下顎頭を前方へ引き出す筋で、顎関節症の痛みに深く関わります。
下関は口を閉じると陥凹し、口を開けると下顎頭が前に出てふさがる部位です。