正答2
解説
正解は2です。
動作緩慢と丸薬丸め運動から疾患を推定し、その疾患でみられる所見を選ぶ問題です。
丸薬丸め運動は、母指と示指をこすり合わせるような静止時振戦で、パーキンソン病に特徴的な症状です。
【選択肢別解説】
1:× パーキンソン病の自律神経症状は、便秘、起立性低血圧、脂ぎった皮膚などが代表的です。
発汗はむしろ多くなることがあり、無汗症は典型的な所見ではありません。
2:○ パーキンソン病では筋強剛がみられ、関節を他動的に動かすとガクガクと断続的な抵抗を感じます。
これを歯車現象といい、本症例でみられる所見です。
3:× ガワーズ徴候は、床から立ち上がる際に手を膝や大腿について、よじ登るように起き上がる徴候です。
近位筋の筋力低下によるもので、デュシェンヌ型筋ジストロフィーでみられます。
4:× ホフマン反射陽性は、錐体路(皮質脊髄路)の障害でみられる病的反射です。
パーキンソン病は錐体外路の疾患であり、錐体路徴候は通常みられません。
【ポイント】
パーキンソン病の四大症状は、静止時振戦、筋強剛、無動(動作緩慢)、姿勢反射障害です。
筋強剛には歯車様と鉛管様があり、パーキンソン病では歯車様が特徴的です。