正答3
解説
正解は3です。
頻尿と尿意切迫感を訴える高齢女性の症例から、疾患を推定する問題です。
症例文の「尿一般検査と尿細菌検査に異常はなかった」「残尿はみられなかった」が手がかりです。
【選択肢別解説】
1:× 急性膀胱炎であれば、尿検査で白血球(膿尿)や細菌尿がみられます。
本症例では尿検査に異常がないため考えにくい疾患です。
2:× 腎盂腎炎であれば、発熱や腰背部痛を伴い、尿検査で膿尿と細菌尿がみられます。
本症例には当てはまりません。
3:○ 過活動膀胱は、尿意切迫感を必須症状とし、頻尿を伴う症候群です。
感染や結石など他の原因がなく、残尿もないことが診断の前提であり、本症例の所見と一致します。
4:× 腎結石であれば、尿検査で血尿がみられることが多く、超音波検査で結石や水腎症がみつかります。
本症例では尿検査に異常がないため考えにくい疾患です。
【ポイント】
過活動膀胱は「尿意切迫感が必須、頻尿・切迫性尿失禁を伴うことがある」と定義されます。
診断には、尿路感染や残尿など他の原因を除外することが必要です。