正答1
解説
正解は1です。
四肢切断後にみられる幻肢と幻肢痛の特徴を問う問題です。
幻肢は、失った手足がまだあるように感じる現象で、そこに痛みを感じるものを幻肢痛といいます。
【選択肢別解説】
1:○ 幻肢痛には、末梢神経や脳の変化だけでなく、不安やストレス、抑うつなどの心理的要因も関連します。
心理面への支援も治療の一部になります。
2:× 幻肢痛は、一般的な消炎鎮痛剤では改善しにくい痛みです。
炎症による痛みではなく、神経の障害による痛みだからです。
3:× 幻肢は、時間とともに範囲が広がるのではなく、縮んでいく傾向があります。
手足の先端が断端に近づくように短く感じられるようになり、これをテレスコーピングといいます。
4:× 幻肢は、下肢切断のほうが頻度が高いとはいえません。
手は脳での感覚の領域が広いため、上肢切断のほうが幻肢を強く感じやすいとされています。
【ポイント】
幻肢は切断後の多くの患者にみられ、幼い時期の切断や先天性欠損では生じにくい特徴があります。
幻肢痛の治療には、鏡を使ったミラーセラピーなども試みられています。