正答4
解説
正解は4です。
消化器疾患と、その特徴的な症状の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 過敏性腸症候群では血便はみられません。
腸に器質的な病変のない機能性疾患なので、血便があれば潰瘍性大腸炎や大腸癌などを疑います。
2:× 急性胆嚢炎の痛みは左季肋部ではなく、右季肋部に起こります。
胆嚢は右上腹部の肝臓の下にあるためです。
3:× 慢性膵炎で起こりやすいのは便秘ではなく、下痢です。
膵臓の外分泌機能が低下して脂肪を消化できず、脂肪便が出ます。
4:○ 肝硬変では、肝臓でのエストロゲン(女性ホルモン)の分解が低下します。
血中エストロゲンが相対的に増えるため、男性でも乳房がふくらむ女性化乳房が現れます。
【ポイント】
肝硬変でエストロゲン過剰によって起こる所見は「女性化乳房・手掌紅斑・くも状血管腫」です。
急性胆嚢炎では、右季肋部を押さえて深呼吸させると痛みで吸気が止まるマーフィー徴候も頻出です。