正答2
解説
正解は2です。
血栓ができやすい状態と、逆に出血しやすい状態を区別する問題です。
血栓形成には、血管内皮の障害、血流の停滞、血液凝固能の亢進が関与します。
【選択肢別解説】
1:× 肝硬変では、肝臓での凝固因子の産生が低下し、脾機能亢進によって血小板も減ります。
血栓よりも出血傾向を生じやすい疾患です。
2:○ 糖尿病では、高血糖が続くことで血管内皮が障害され、動脈硬化が進みます。
血小板の凝集能も高まるため、血栓症を生じやすくなります。
3:× 再生不良性貧血では、骨髄の造血能が低下して血小板が減少します。
このため血栓ではなく出血傾向が現れます。
4:× ビタミンC欠乏症(壊血病)では、コラーゲンの合成が障害されて血管壁がもろくなります。
歯肉出血や皮下出血など、出血傾向が特徴です。
【ポイント】
血栓形成の3要因は「血管壁の変化・血流の変化・血液性状の変化」で、ウィルヒョウの3徴と呼ばれます。
血小板減少や凝固因子の不足は、出血傾向の側に働きます。