正答1
解説
正解は1です。
透熱灸は、皮膚に小さな熱傷をつくり、その反応を治療に利用する灸法です。
そのため、皮膚が弱い人、感染しやすい人、傷が治りにくい人には特に注意が必要です。
【選択肢別解説】
1:○ 全身性エリテマトーデスは自己免疫疾患で、皮膚症状や光線過敏があり、ステロイド薬や免疫抑制薬で治療されることが多い疾患です。
易感染性や創傷治癒の遅れがあるため、熱傷をつくる透熱灸では最も注意が必要です。
2:× 過敏性腸症候群は、器質的な異常がないのに腹痛と便通異常を繰り返す機能性の疾患です。
皮膚や免疫の異常はなく、鍼灸の適応となる疾患です。
3:× 月経困難症は、月経時の強い下腹部痛などを示す疾患で、鍼灸の適応となる代表的な疾患です。
透熱灸で特に注意が必要な疾患ではありません。
4:× 変形性腰椎症は、加齢による椎間板や椎体の変性で腰痛が起こる疾患で、鍼灸の適応となる疾患です。
透熱灸で特に注意が必要な疾患ではありません。
【ポイント】
透熱灸で注意すべきなのは、糖尿病、膠原病、ステロイド薬を使用中の患者など、感染しやすく傷の治りが遅い人です。
感覚が鈍っている部位では熱傷が大きくなりやすいことにも注意します。