正答3
解説
正解は3です。
前問と同じく、成長期の男子に起きた伸展時の腰痛から、腰椎分離症が考えられます。
腰椎分離症は、腰椎の関節突起間部に生じる疲労骨折で、L5に最も多く起こります。
【選択肢別解説】
1:× 椎間板腔の狭小化は、椎間板の変性や椎間板ヘルニアなどでみられる所見です。
腰椎分離症に特徴的な所見ではありません。
2:× 腰椎前弯の消失は、急性腰痛や椎間板ヘルニアで疼痛を避ける姿勢をとったときなどにみられる所見です。
腰椎分離症に特徴的な所見ではありません。
3:○ 腰椎の斜位像では、椎弓の部分がスコッチテリア犬の形に見えます。
分離症では関節突起間部に骨折線が入り、犬の首に首輪をつけたように見えるため「テリアの首輪」と呼ばれます。
4:× 椎体の変形は、骨粗鬆症による圧迫骨折や腫瘍などでみられる所見です。
分離症の病変は椎体ではなく椎弓の関節突起間部にあります。
【ポイント】
腰椎分離症は「斜位像でテリアの首輪」、腰椎分離すべり症は「側面像で椎体の前方すべり」と覚えます。
初期の分離症はエックス線で写りにくいため、MRIやCTで早期診断を行います。