正答2
解説
正解は2です。
腎疾患ごとに特徴的な検査所見を問う問題です。
腎臓は水・電解質・酸塩基平衡を調節するため、機能が落ちるとリンや酸の排泄が滞ります。
【選択肢別解説】
1:× 急性糸球体腎炎では低血圧ではなく高血圧がみられます。
ナトリウムと水が体内にたまるため、浮腫・血尿・高血圧が三主徴となります。
2:○ 慢性腎不全では腎臓からリンを排泄できなくなり、高リン血症が起こります。
高リン血症は低カルシウム血症や二次性副甲状腺機能亢進症の原因となります。
3:× 急性腎不全では代謝性アルカローシスではなく代謝性アシドーシスが起こります。
腎臓から酸(水素イオン)を排泄できなくなるためです。
4:× ネフローゼ症候群では低コレステロール血症ではなく高コレステロール血症(脂質異常症)が起こります。
低アルブミン血症に反応して肝臓でのリポタンパク質の合成が増えるためです。
【ポイント】
ネフローゼ症候群は「高度のタンパク尿・低アルブミン血症・浮腫・脂質異常症」が特徴です。
腎不全では「高カリウム・高リン・低カルシウム・代謝性アシドーシス」が起こります。