正答1
解説
正解は1です。
塞栓症は、血管内を運ばれてきた物質(塞栓子)が血管をふさぐ状態です。
塞栓子には血栓・脂肪・空気・腫瘍細胞・細菌塊などがありますが、最も多いのは血栓です。
【選択肢別解説】
1:○ 血栓は塞栓子として最も頻度が高いです。
下肢深部静脈の血栓による肺塞栓症や、心房細動で生じた左房内血栓による脳塞栓症が代表例です。
2:× 骨髄による塞栓は、骨折や心肺蘇生時の胸骨圧迫などで起こることがありますが、頻度は低いです。
3:× 脂肪塞栓は大腿骨などの長管骨骨折の後に起こることがありますが、血栓に比べると頻度は低いです。
4:× 腫瘍塞栓は、がん細胞が血管内に入り込んで起こり、血行性転移の機序となります。
塞栓全体に占める頻度は血栓より低いです。
【ポイント】
塞栓子の大部分は血栓(血栓塞栓症)です。
静脈系の血栓は肺へ、左心系の血栓は脳・腎・脾などの動脈へ運ばれる点も押さえます。