正答2
解説
正解は2です。
高齢者に多い大腿骨頸部骨折の原因、予後、治療方針を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 大腿骨頸部骨折の受傷原因で最も多いのは、交通事故ではなく転倒です。
骨粗鬆症のある高齢者が、室内などで転んで受傷することが大部分です。
2:○ 大腿骨頸部骨折は、高齢者が寝たきりになる原因となることが多い骨折です。
歩けない期間が長くなると筋力や心肺機能が落ち、そのまま歩行能力を失うことがあります。
3:× 安静期間をおかず、できるだけ早く手術を行うことが推奨されます。
長く安静にすると、肺炎・褥瘡・深部静脈血栓症・認知機能の低下などの合併症が起こりやすくなるためです。
4:× 荷重訓練は、術後8週以降ではなく、術後早期から開始することが多いです。
人工骨頭置換術などでは、術後間もなくから痛みに応じて体重をかけて歩く訓練を始めます。
【ポイント】
大腿骨頸部骨折は、骨粗鬆症・転倒・高齢者の3つが重なって起こり、早期手術と早期離床が治療の原則です。