正答4
解説
正解は4です。
頸椎椎間板ヘルニアでは、神経根が圧迫される神経根症と、脊髄が圧迫される脊髄症が起こります。
下位運動ニューロンの障害か、上位運動ニューロンの障害かで、反射の変化が逆になります。
【選択肢別解説】
1:× 神経根症では、上肢の腱反射は亢進ではなく減弱・消失します。
神経根は反射弓の一部なので、障害された神経根に対応する腱反射が低下します。
2:× 腹壁反射の消失は、神経根症ではなく錐体路の障害でみられます。
頸椎の神経根症では、胸髄の髄節が関わる腹壁反射は通常変化しません。
3:× 脊髄症では、下肢の腱反射は減弱ではなく亢進します。
頸髄で錐体路(上位運動ニューロン)が障害され、それより下の反射への抑制が外れるためです。
4:○ 脊髄症では、下肢にバビンスキー反射などの病的反射が出現します。
頸髄で錐体路が障害されるためで、上肢ではホフマン反射が出ることもあります。
【ポイント】
神経根症は、障害高位の腱反射低下・皮膚分節に沿う感覚障害・筋力低下が特徴です。
脊髄症は、障害高位より下の腱反射亢進・病的反射・手指の巧緻運動障害・歩行障害が特徴です。