正答1
解説
正解は1です。
脈の形状から病態を読み取り、それに合う治療方針を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ ざらざらとして流れの悪い脈は濇脈(渋脈)で、気血の流れが滞った気滞血瘀を示します。
気を巡らせて血の滞りを除く理気活血の方針が合っています。
2:× 輪郭は触れるが中が空虚な脈は芤脈で、大出血などで急に血が失われた状態を示します。
治療は肝の疏泄の調節ではなく、血を補い出血を止める方向です。
3:× 玉が転がるような脈は滑脈で、主に痰湿や食滞、妊娠でみられます。
治療は心熱の清瀉ではなく、痰湿や食滞を除く方向が基本です。
4:× 絹糸に触れるように細く、しかも力がある脈は、張りの強い実の脈です。
気血を補益する方針は細く力の弱い虚の脈に用いるもので、力のある脈には合いません。
【ポイント】
脈状は形のたとえとセットで覚えます。
濇脈は「小刀で竹を削る」ような渋り、芤脈は「ネギの茎」のような中空、滑脈は「盆の上を玉が転がる」なめらかさです。