正答4
解説
正解は4です。
咳(咳嗽)と痰(喀痰)の性質と意味を問う問題です。
咳は気道に入った異物や分泌物を外へ出す防御反射です。
【選択肢別解説】
1:× 痰を伴う咳は乾性咳嗽ではなく湿性咳嗽といいます。
乾性咳嗽は痰を伴わない「から咳」です。
2:× 気管支喘息の発作時には、喘鳴とともに咳や粘り気のある痰がしばしばみられます。
咳・痰が通常ないというのは誤りです。
3:× 血痰は量が少なくても肺癌の重要な徴候になりえます。
少量だからといって肺癌を否定せず、精査が必要です。
4:○ 誤嚥した食物や唾液を気道から出そうとして咳が起こります。
咳と痰の排出は、誤嚥性肺炎を防ぐ防御反応の一つです。
【ポイント】
湿性咳嗽は気管支炎・肺炎・気管支拡張症、乾性咳嗽は間質性肺炎・咳喘息などでみられます。
高齢者では咳反射が弱まり、むせない誤嚥(不顕性誤嚥)が肺炎の原因になります。