正答3
解説
正解は3です。
温筒灸は筒の中の艾を燃やし、筒の台座を介して皮膚を温める間接灸です。
熱の伝わり方が穏やかな反面、我慢させると熱傷を起こすため、熱さの感じ方を目安に艾を取り除きます。
第II度熱傷は水疱を形成する熱傷で、これを防ぐには十分に早い段階で止める必要があります。
【選択肢別解説】
1:× フレアは熱刺激による軸索反射で起こる発赤です。
皮膚の熱さの程度を直接示すものではなく、取り除く目安としては不確実です。
2:× 温かさを感じ始めた時点では、まだ熱刺激が不十分です。
この時点で取り除くと、温熱による治療効果が十分に得られません。
3:○ ヒリヒリとした熱さは、皮膚の温度が熱傷の危険域に近づいたことを示す感覚です。
この時点で取り除けば、治療効果を得ながら第II度熱傷を防げます。
4:× 我慢できなくなるまで待つと、すでに皮膚に強い熱が加わっています。
この時点では水疱形成などの熱傷を起こすおそれが高く、遅すぎます。
【ポイント】
温灸は「心地よい温かさ」が基本で、ヒリヒリした熱さが出たら取り除きます。
感覚が鈍い患者では熱傷を起こしやすいので、皮膚の状態もあわせて観察します。