正答1
解説
正解は1です。
低周波鍼通電療法で末梢神経麻痺を治療するときは、麻痺した神経が支配する筋の上の経穴に通電します。
神経ごとの支配筋と、その筋の上にある経穴を対応させます。
【選択肢別解説】
1:○ 橈骨神経は上腕外側から前腕後面を走り、腕橈骨筋や手関節・手指の伸筋群を支配します。
手五里は上腕外側、温溜は前腕後外側の橈側手根伸筋の上にあり、いずれも橈骨神経の領域なので適切です。
2:× 正中神経は前腕屈筋群の中央部を支配します。
尺沢は腕橈骨筋(橈骨神経支配)、通里は尺側手根屈筋(尺骨神経支配)の近くにあり、正中神経の支配筋には郄門や間使などを用います。
3:× 深腓骨神経は前脛骨筋や長趾伸筋など下腿前面の筋を支配します。
陽輔と懸鍾は腓骨の近くで腓骨筋群(浅腓骨神経支配)の領域に近く、前脛骨筋には足三里や条口などを用います。
4:× 脛骨神経は下腿三頭筋など下腿後面の筋を支配します。
条口と解渓は下腿前面から足関節前面にあり、深腓骨神経の領域なので、脛骨神経麻痺には承山や承筋などを用います。
【ポイント】
下垂手は橈骨神経、下垂足は深腓骨神経(総腓骨神経)の麻痺でみられます。
通電する経穴は「麻痺した神経の支配筋の上」にあるかどうかで判断します。