正答2
解説
正解は2です。
糖尿病患者に灸を行う際の注意点を問う問題です。
糖尿病では、末梢神経障害で熱さを感じにくく、血流障害や免疫の低下で傷が治りにくくなります。
そのため皮膚に火傷を作る有痕灸は、化膿や潰瘍の原因となるので避けます。
【選択肢別解説】
1:× ニンニク灸は、ニンニクの薄切りを皮膚に置き、その上で艾を燃やす隔物灸です。
皮膚に直接火傷を作らない無痕灸なので、熱さに注意すれば避けるべきものではありません。
2:○ 糸状灸は、糸のように細い艾炷を皮膚の上で直接燃やし切る透熱灸です。
小さくても皮膚に火傷の痕を残す有痕灸のため、糖尿病患者では避けるべきです。
3:× 押灸は、布や紙を当てた皮膚の上から火のついた棒灸を押し当てる温灸の一種です。
直接の火傷を作らない無痕灸なので、避けるべきものではありません。
4:× 八分灸は、艾炷が八分ほど燃えたところで取り除く知熱灸の一種です。
燃やし切らない無痕灸なので、避けるべきものではありません。
【ポイント】
糖尿病、皮膚疾患、易感染状態の患者には、透熱灸などの有痕灸を避け、無痕灸を選びます。
糸状灸、米粒大の透熱灸、焦灼灸、打膿灸は有痕灸と覚えましょう。