正答1
解説
正解は1です。
体内に生じた壊死組織や血栓、入り込んだ異物は、さまざまな仕組みで処理されます。
病理学の基本用語の意味を正しく区別できるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 器質化とは、壊死組織や血栓、異物などに肉芽組織が入り込み、それらを吸収して結合組織に置き換える過程です。
異物を処理する機転にあたります。
2:× 化生とは、分化した細胞が別の種類の分化した細胞に変わることです。
気管支の円柱上皮が喫煙で扁平上皮に変わる例が代表で、異物処理の機転ではありません。
3:× 変性とは、代謝障害によって細胞や組織に異常な物質が沈着したり、正常な物質が過剰に蓄積したりする状態です。
異物を処理する働きではありません。
4:× 膿瘍とは、化膿性炎症で組織が融解し、膿が限局して貯まった状態です。
炎症の結果生じる病変であり、異物を処理する機転ではありません。
【ポイント】
異物の処理には、貪食、器質化、被包化(線維性結合組織で包み込む)があります。
処理しきれない異物の周囲には異物巨細胞が現れる点も覚えておきましょう。