事例を読んで、病院のAソーシャルワーカー(社会福祉士)の対応として、次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
Bさん(18歳、未婚、就業経験なし)は、腹痛を訴えて救急車で緊急入院となった。
検査の結果、妊娠8か月であり、切迫早産の危険性がある状態であった。
さらに母子健康手帳の未交付、妊婦検診も未受診であった。
救急担当医師からの依頼で、AがBさんと面談を行った。
その結果、友達の家を転々とし、経済的に困窮していること、お腹の子どもの父親は分からないとのことであった。
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は肢1・4。
母子健康手帳未交付、妊婦検診未受診、経済的困窮、居所不安定といった状況から、Bさんは出産後の養育支援が特に必要な「特定妊婦」に該当すると判断し、その支援の必要性を説明することが適切(肢1)。
また妊娠中から入所可能な母子生活支援施設の利用も具体的な支援選択肢として説明できる(肢4)。
肢2は関係機関との情報共有こそ必要な局面であり不適切。
肢3の出産手当金は被用者保険の被保険者が対象で就業経験のないBさんには当たらない。
肢5の専門里親委託は時期尚早かつ本人の意向を無視した提案である。