事例を読んで、次の記述のうち、母親の発言を受けた乳児院のA家庭支援専門相談員のこの時点での対応として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
乳児院に入所中のBさんは1歳である。
出産直後に児童相談所が母親の同意を得て、乳児院への入所措置となった。
母親(20歳)は、生活が落ち着くまでは月1回程度の頻度であったが、ここ半年程は週1回から2週に1回の面会を重ねている。
最近、母親が面会の際に、Aに向かって「児童相談所から、はじめて取り組む養育であり、現実的に仕事と子育てとの両立は大変だろうと言われた」。
続けて「でも、養子縁組は考えられないし、児童養護施設への措置変更も受け入れられない。2歳の誕生日までには引き取りたい」と発言した。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は肢2・3。
母親は「引き取りたい」という意思と、定期的な面会という具体的行動を示しており、その頑張りを評価しつつ2歳の誕生日を目標に家族再統合に向けた取組を一緒に進めることを提案する(肢2)のは適切。
また家庭引き取りを前提としながら親子の交流を継続できる養育里親制度について説明すること(肢3)も有用な選択肢である。
肢1の保育所利用の促しは再統合計画が固まる前の性急な対応。
肢4の養子縁組、肢5の施設措置変更は母親が明確に拒否した選択肢を重ねて提示するもので本人の意向に反する。