事例を読んで、この時点におけるA市の子ども家庭課B職員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
アパートの大家をしているCさんからA市の子ども家庭課に相談があった。
「部屋を貸している外国籍の夫婦は子どもと3人で暮らしているが、就学年齢になっても子どもを小学校に通わせている様子がない。近隣との交流も乏しい様子である。このままで良いのか」というものだった。
この相談を受け、Bが通訳とともに家庭訪問を行い、子どもと父母とに対面した上で、事情を聞いたところ、子どもは年齢相応の発達状況で健康上の問題もなく、室内も清潔であることがわかり、親子のやりとりも自然で、子どもには母国の通信教育を受けさせており、母親が学習指導をしているので就学の必要はないとの応答があって、通信教育の教材も見せてくれた。
なお、この夫婦と子どもはほとんど日本語が話せないことがわかった。
正答5
解説
正解は肢5。
家庭訪問の結果、子どもの発達や健康状態、親子関係、生活環境に問題はみられず、通信教育による学習も行われていたため、直ちに介入や指導を要する状況ではない。
この時点では相談者Cさんへ訪問結果を伝えて安心してもらい、今後の状況変化に備え継続的な連絡を依頼するのが適切。
肢1は就学を強く勧める根拠となる問題が確認されていない。
肢2はネグレクトと決めつけ児相送致を示唆する対応で不適切。
肢3・4は現時点の状況に見合わない性急な情報共有や支援メニューの提示である。