正答1
解説
正解は1です。
慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)でみられる臨床所見を問う問題です。
慢性腎臓病は、蛋白尿などの腎障害や腎機能の低下が3か月以上続く状態です。
【選択肢別解説】
1:○ 蛋白尿は、腎臓の糸球体が障害されて、本来は尿に出ない蛋白質が漏れ出る所見です。
慢性腎臓病の診断の基準にも含まれる代表的な所見です。
2:× 慢性腎臓病では、ナトリウムと水の排泄が減って体液が増えるため、高血圧になりやすいです。
低血圧ではありません。
3:× 腎機能が低下すると酸を尿に排泄できなくなり、代謝性アシドーシスになります。
アルカローシスではありません。
4:× 腎臓で活性型ビタミンDがつくられにくくなり、リンの排泄も減るため、低カルシウム血症と高リン血症が起こります。
5:× エリスロポエチンは腎臓でつくられる造血ホルモンです。
慢性腎臓病では産生が低下し、腎性貧血が起こります。
【ポイント】
慢性腎臓病の主な所見は、蛋白尿・高血圧・代謝性アシドーシス・高カリウム血症・低カルシウム血症・高リン血症・腎性貧血です。