正答1
解説
正解は1です。
多発性硬化症の疫学と特徴を問う問題です。
多発性硬化症は、中枢神経の髄鞘が自己免疫によって繰り返し障害される脱髄疾患です。
病変が時間的にも空間的にも多発し、再発と寛解を繰り返すのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 多発性硬化症は女性に多く、男性の2〜3倍程度の頻度で発症します。
若年成人での発症が多い疾患です。
2:× 多発性硬化症では、体温が上がると脱髄した神経の伝導がさらに悪くなり、症状が一時的に悪化します。
これを Uhthoff 現象といい、入浴や運動のあとに起こります。
3:× 多発性硬化症は、赤道から離れた高緯度の地域ほど有病率が高いことが知られています。
4:× Phalen テストは、手関節を屈曲位に保ってしびれが出るかをみる検査で、手根管症候群で陽性になります。
5:× 多発性硬化症は、免疫が自分の髄鞘を攻撃する自己免疫疾患と考えられています。
免疫不全状態で発症しやすい疾患ではありません。
【ポイント】
多発性硬化症は「若年女性・高緯度で多い・再発寛解・Uhthoff 現象」が頻出です。
リハビリテーションでは、体温上昇と過度な疲労を避けることが重要です。