正答1
解説
正解は1です。
長期臥床後の離床で注意すべき合併症と、それを示す血液検査所見を問う問題です。
長期臥床では下肢の静脈の血流が滞り、深部静脈血栓症(DVT)が生じやすくなります。
離床で体を動かすと血栓が剥がれ、肺塞栓症を起こす危険があります。
【選択肢別解説】
1:○ Dダイマーは、血栓が分解されるときにできる物質で、体内で血栓が形成・溶解していると上昇します。
高値であれば深部静脈血栓症を疑い、離床の前に下肢の腫脹や痛みを確認し、必要に応じて超音波検査で評価します。
2:× 血糖値は糖尿病の管理などで確認する項目ですが、離床時の血栓塞栓症の危険を示す指標ではありません。
3:× 白血球数は感染症や炎症の指標です。
離床開始時に特有の危険を示す所見ではありません。
4:× アルブミンは栄養状態の指標です。
長期臥床で低下することはありますが、離床時に急変を招く危険の指標ではありません。
5:× クレアチニンは腎機能の指標です。
離床開始時に注意すべき血栓塞栓症とは直接関係しません。
【ポイント】
長期臥床後の離床では、深部静脈血栓症と肺塞栓症、起立性低血圧に注意します。
Dダイマーが正常であれば深部静脈血栓症の可能性は低いと判断できます。