正答4
解説
正解は4です。
慢性心不全患者が在宅で安全に生活するための指導を問う問題です。
心臓への急な負担を避けることと、心不全の悪化の徴候に早く気づくことが指導の要点です。
【選択肢別解説】
1:× 過度の安静臥床は、筋力や心肺機能の低下を招き、かえって心不全の予後を悪くします。
安定した慢性心不全では、適度な活動や運動を続けるよう指導します。
2:× しゃがむ姿勢は、腹部が圧迫され、息こらえも起こりやすいため、心臓への負担が大きくなります。
床拭きには柄の長いモップを使うなど、しゃがまない方法を勧めます。
3:× 背臥位では下半身からの静脈還流が増え、肺うっ血が強まって息切れが悪化します。
息切れ時は上体を起こした座位(起座位)をとるよう促します。
4:○ 下腿浮腫は、体液がたまって心不全が悪化していることを示す重要な徴候です。
体重の急な増加とあわせて毎日確認し、早めに受診するよう指導します。
5:× 息をこらえて力むと、胸腔内圧と血圧が急に変動し、心臓に大きな負担がかかります。
重い物を持つときも息を止めずに、呼気に合わせて動作するよう指導します。
【ポイント】
心不全の悪化の徴候は、浮腫、短期間での体重増加、息切れの増強、夜間の呼吸困難などです。
日々の体重測定と症状の記録を習慣づけることが、再入院の予防につながります。