正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
ASIA機能障害尺度(AIS)は、脊髄損傷の神経学的分類の国際基準(ISNCSCI)に基づいて、損傷の完全・不全の程度をA〜Eの5段階で判定します。
判定には、デルマトームごとの感覚検査と、髄節ごとの代表筋(key muscle)の筋力検査を用います。
【選択肢別解説】
1:× 握力は測定しません。
上肢の運動はC5〜T1の5つの代表筋の筋力で評価します。
2:○ 感覚検査では、各デルマトームの代表点で触覚(light touch)とピン刺激による痛覚(pin prick)を評価します。
触覚の評価はAISの判定の基礎になります。
3:× 関節可動域は測定しません。
AISの判定に用いるのは、感覚と筋力の検査です。
4:○ 代表筋の筋力は、0(収縮なし)から5(正常)までの6段階で評価します。
上肢と下肢のそれぞれ5筋ずつ、左右計20筋を検査します。
5:× 運動の代表筋は、C5(肘屈筋)からT1(小指外転筋)と、L2からS1までです。
第4頸髄節の運動を評価する代表筋は定められていません。
【ポイント】
AISのAは完全損傷、Bは感覚のみ残る不全損傷、CとDは運動が残る不全損傷、Eは正常です。
代表筋はC5肘屈曲、C6手関節背屈、C7肘伸展、C8中指屈曲、T1小指外転と覚えます。