正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
第6頸髄節まで機能が残る頸髄損傷では、C6 以上の髄節が支配する筋が働きます。
各動作の主な筋と、その支配髄節を確認します。
【選択肢別解説】
1:× 小指の外転は、小指外転筋による動作です。
尺骨神経支配の手内筋で、C8〜T1 髄節が支配するため、C6 残存では行えません。
2:× 母指の内転は、母指内転筋による動作です。
尺骨神経支配の手内筋で、C8〜T1 髄節が支配するため、行えません。
3:○ 手関節の背屈は、長・短橈側手根伸筋による動作です。
これらの筋は C6 髄節が主に支配するため、C6 残存で可能です。
手関節背屈を使ったテノデーシス作用で、物をつまむこともできます。
4:○ 肘関節の屈曲は、上腕二頭筋や上腕筋による動作です。
これらの筋は C5〜C6 髄節が支配するため、C6 残存で可能です。
5:× 中指 DIP 関節の屈曲は、深指屈筋による動作です。
深指屈筋は C8 髄節が主に支配するため、C6 残存では行えません。
【ポイント】
C5 残存で肘屈曲、C6 残存で手関節背屈、C7 残存で肘伸展と手指伸展、C8 残存で手指屈曲が可能になります。
C6 残存者は手関節背屈を利用したテノデーシス作用でつまみ動作を行います。