正答5
解説
正解は5です。
この問題は歩行自立との関連が最も少ないものを選ぶので、○ が答え(関連が最も少ないもの)です。
脳卒中患者の歩行自立には、運動麻痺の程度、バランス、感覚、注意や空間認知などの高次脳機能が関わります。
【選択肢別解説】
1:× 半側空間無視があると、麻痺側の障害物や段差に気づかず、ぶつかったり転倒したりします。
歩行の自立を大きく妨げる要因です。
2:× 両側性片麻痺は、左右両方の大脳に病巣があって両側の上下肢に麻痺がある状態です。
支えとなる健側がなくなるため、歩行の自立が困難になります。
3:× 深部覚障害があると、足の位置や関節の動きが分からず、バランスを保てません。
転倒しやすくなり、歩行の自立を妨げます。
4:× 注意障害があると、周囲の状況や自分の動作に注意を向け続けられません。
危険を見落として転倒しやすく、歩行の自立を妨げます。
5:○ 失語症は、話す、聞いて理解する、読む、書くといった言語機能の障害です。
歩行に必要な運動・感覚・空間認知への直接の影響は少なく、歩行自立との関連は最も少なくなります。
【ポイント】
脳卒中の歩行自立を妨げる要因には、麻痺の重さ、体幹機能、深部覚障害、半側空間無視、注意障害、認知症などがあります。
言語の障害である失語症は、歩行能力との関連が比較的小さい要因です。