正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
脳や神経の症状を起こす内科的な疾患には、原因を取り除く治療が有効なものがあります。
疾患の原因と、それに対応する治療を結びつけて判断します。
【選択肢別解説】
1:× 肝性脳症では、アンモニアの上昇とともに血中のアミノ酸のバランスが崩れ、芳香族アミノ酸が増えます。
治療には、芳香族アミノ酸ではなく分岐鎖アミノ酸を補う製剤を用います。
2:× 神経梅毒は、梅毒トレポネーマの感染による病気です。
治療はペニシリンなどの抗菌薬で、ステロイドではありません。
3:○ 尿毒症性脳症は、腎不全で尿毒症物質が体内にたまって起こる意識障害です。
人工透析で尿毒症物質を取り除くことが、根本的な治療になります。
4:○ ペラグラは、ニコチン酸(ナイアシン)の欠乏で起こる病気です。
皮膚炎、下痢、認知症状を示し、ニコチン酸を補うことで治療します。
5:× ヘルペス脳炎は、単純ヘルペスウイルスの感染で起こる脳炎です。
治療は抗ウイルス薬のアシクロビルで、抗菌薬のペニシリンは効きません。
【ポイント】
ペラグラの三徴は皮膚炎・下痢・認知症状です。
細菌にはペニシリンなどの抗菌薬、ヘルペスウイルスにはアシクロビルと、病原体ごとに治療薬を区別しましょう。